同一労働同一賃金制度を導入

企業内保育施設やイベント保育を行う『OZ Company』。 保育業界全体で離職率が高いという社会的背景があり、同社でも、受注しても2か月に1度社員が辞めていくという状況に頭を抱えていた。離職の大きな原因は、パート社員が仕事をすぐに切り上げて帰ることで、正社員への負担が増し、過労、チームワークの悪化、退職という悪循環が生まれていたこと。そこで、正社員とパートの同一労働同一賃金制度の導入や、パート社員を含む全社員がリーダー業務を交代で担当する制度を取り入れ、一人ひとりのスキルアップとモチベーションアップを図った。

離職者ゼロを達成し事業拡大へ

取組みにより従業員の満足度が高まり、2012年度の離職率44%から2015年度には離職者ゼロを実現。パート社員を含む全社員がマネジメントできるスキルを持つため、急な休みにも柔軟に対応でき、社員の心の余裕が生まれ、サービスの質が向上した。それが、子どもたちの健全な育成にもつながっている。次第にこちらから営業をかけずとも相手から依頼が来るようになり、長期 計画を立てた2~3年後には経営黒字となった。今は、 実績を活かして、事業の拡大化を図っている。

企業活動の様子画像

改革1 お互い様精神でフォローしあえる体制

代替要員を確保し就業時間中にすべての業務がこなせる環境を整備するとともに、オールマイティ人材が保育士をカバーし、急な休みにも対応可能な体制を整備。社員の心の余裕ができ、よりよいサービスの提供につながっている。

改革2 一人ひとりのレベルアップを図る

正社員とパートの同一労働同一賃金制度を導入するとともに、パートを含む全社員がリーダーとなり園長の日常業務を交代で担当する「日替わりリーダー」制度を実施し、自らのアイデアを行動に反映できる環境を作っている。

改革3 時間や場所にとらわれずに働ける環境づくり

全ての保育園の日報、運営記録、収支報告をPCで管理し情報共有を図るとともに、「クラウドワーク制度」の導入により時間や場所にとらわれず仕事ができる環境を整備。管理業務の全社員が在宅勤務を行う。

小津 智一氏(左)、渋田 薫さん(右)画像

代表取締役 小津 智一氏 (左)

保育園はチームで作るものなので、コミュニケーションをとりながら、全社員同じ気持ちで働くことが大切です。実現するために、長期的な目線で経営計画を立て、仕組みを整えました。

園長 渋田 薫さん (右)

社長が社員と同じ目線なので、意見を伝えやすいです。また、パート社員・正社員関わらず一人ひとりがリーダー意識を持ち、主体的に動いているので、急な休みに柔軟に対応できます。