取組区分
目指した姿
社員全員でお互いをフォローし、会社全体として成⾧していく組織づくりを目指す
取組のきっかけ
・特定の人への業務の偏りや属人化が生じており、他者へのフォローの意識や体制が醸成されていなかった。また、情報の共有や作業効率化をとりしきる人がおらず、技能継承や業務効率化へ課題があった。
・業務量や工事の評定点数が反映された人事評価制度ではなかった為、社員のモチベーションにもムラがあり、悪影響を及ぼしていた。
・新入社員への教育フローが整備されていなかった為、新入社員の定着率に課題があった。
・現場監督という業務上、休日出勤や振替休日が多く、社員の年次有給休暇取得に対する認識が薄かった為、年次有給休暇の取得日数が低かった。
取組内容
・技能・業績の見える化→従業員のスキルマップ作成・業務振り分けへの活用
・技能継承、業務効率化→工事データの整理・共有、工事完了時の振り返り発表、事務所の5S推進、事務作業の見直し・簡素化、 情報共有ツールの活用、グループウェア導入検討
・評価制度の見直し→業績結果を評価項目に取り入れた評価制度、フィードバック制度の導入
・新人教育フローの作成→OJT教育の設定、マニュアル作成
・有給休暇取得推進→全体管理ファイルを作成、四半期毎のフォロー
取組プロセス
| 基本講座後 | ・社内アンケートの実施 ・スキルマップ作成 ・共有データ整理等 |
| 中間報告会後 | ・新人教育フローの作成 ・評価制度の見直し ・情報共有ツールの活用 |
取組効果
・業務や業績の見える化、評価への取り入れを進めていく中で、管理する側の仕事の割り振りや社員自身の取組みたい仕事への理解も重要だと感じた
・昨年入社の新入社員2名について、問題なく定着・成⾧している
・有給休暇取得実績が平均で前年比約2倍(5日→10.5日)
取り組んでみた感想とメッセージ
今回の取組により、会社が今後目指していく姿や目標を発信し、多少なりとも社員と共有し、労働環境の改善に繋がったと思います。働き方改革は会社側・社員側のどちらか一方ではなく相互に協力して作り上げていくものだと思います。引き続き、社員の意見を取り入れながら社員にとっての働きやすさを追求しつつ、会社としても成⾧に繋げていけたら、と考えています。

