取組区分

目指した姿

・従業員の多くが多能工になり、更にDX推進、IoT、ロボット化により生産性を劇的に向上させることで、短時間労働にもかかわらず、売上と利益を飛躍的に増加し、従業員が活き活きと働くことができる職場。
・充実した私生活の環境も作り、活き活きと働くことで、お客様に喜んでいただける品質の製品を作る。

取組のきっかけ

残業が多い 偏っている

・毎⽉の残業時間の上限を42時間と定め、規制をかけ取り組んでいるが、数名の者が超えている。それも特定の者に偏っている。
・残業の削減と平準化が急務と感じ、多能工化の推進の重要性を改めて感じている。

取組内容

星取表  教育プラン  教育

①「星取表」の作成
 ⇒現在の個⼈個⼈の保有技術を確認・把握するために、加工や測定技術において、誰がどのようなことができるのかを洗い出し、習熟度がわかる「星取表」を作成
②具体的な教育プランの作成
 ⇒その「星取表」をもとに、技術の底上げができるよう、多能工化を目指して具体的な教育プランを作成
③教育の実施
 ⇒多能工化を目指し、各部署ごと又は部署を超え、具体的な教育の実施

取組プロセス

基本講座後 

星取表 

教育プラン

誰がどのようなことができるのかを洗い出した(「星取表」の作成)。
そして、誰がどの教育が必要なのか具体的な教育プランを作成した。

中間報告会後     

残業削減

平準化

特殊な測定の教育を実施し、1人作業を解消できたため、品質管理グループの残業の偏りを無くして削減・平準化をすることができた。

 

取組効果

①「星取表」の作成を⾏ったことで、勤続年数と保有技術が等しくないこ とが分かった。また、最終仕上げ加工まで出来る技術者が偏っていることもわかった。
②具体的な教育プランを作成したことで、教育者として幅広く技術を保 有している技術者(多能工)が少なく、保有技術が偏っていることがわ かった。また、技術の底上げが必要なこともわかった。
③多能工化を目指し、具体的な教育を⾏ったことで、品質管理グループ では、1⼈作業が解消でき、残業の削減、平準化が実現できた。

多能工化教育の様子

取り組んでみた感想とメッセージ

・目指した姿にはまだ遠いものの、品質管理グループでは、実際に1⼈作業が解消でき、残業の削減や平準化ができた。この効果は大きく、横展開していきたい。
・コロナの影響で休む⼈が多かったことが助け合いや多能工化へのきっかけとなり、後押しとなったことは良かったと思うし、今後も教育を継続して実⾏していきたい。