取組のきっかけ
北九州市で「ワンストップソリューションサービス」を掲げ、ソリューション構築・画像情報処理・印刷・ドキュメントアウトソーシングサービスを提供する『田中工業株式会社』。
数年前から正社員・パート社員の募集をかけても応募が少なく、「働き方改革」による「魅力ある職場づくり」が必要性を感じていた。
また、ワンストップソリューションには「横断的な組織」が必要だが、営業担当者が自分の専門分野の営業しか出来ていない場合があり、改善の余地があると考え働き方改革の取り組みを進めることにした。
取組目標
ICTを活用して、営業活動で「誰が働いても高い生産性が実現できるような仕組みづくり」を目指す。あわせて、お客様へICTを活用した働き方改革の実践事例として示せることを目指す
・ICTを積極的に活用して業務のムダを減らし、お客様へ実践事例をお伝えする
報告書作成時間の削減、メールチェックを外出先でおこない、対応の遅れをふせぐ
・ワンストップソリューションの推進事例を作る
情報共有や提案の方法を確立し、取組事例を作る
改革のテーマと取組内容
・モバイルの活用
社外でもメール問合せに対応でき、顧客への迅速な対応につなげられるようにする
・営業支援ソフト・クラウドサービスをスタート
ソリューション販売課と画像サービス課の顧客情報を共有し、 担当部門へつなぐ件数を増やせるように目指す
⇒必要な情報を共有出来ているか、使い勝手はどうかを定期的に検証する
⇒情報を閲覧する一人ひとりの社員が、積極的に情報を共有・活用するにはどのような取組が必要かを検討する
・報告書類関係の省力化
各種報告資料の内容重複を減らし、作成時間短縮を図る。
取組結果
・ICTを積極的に活用して業務のムダを減らす⇒営業支援システムを導入完了し、使い勝手のよいものになるよう随時見直しを進め、報告書作成時間は削減等、業務のムダが少しずつ減り始めた。
・メールチェックを外出先でおこない、対応の遅れをふせぐ⇒スマートフォンを導入し、対応スピードがアップ。
・ワンストップソリューションの推進事例を作る⇒営業二部門の情報共有の環境は整った。
今後の取組
・ICTの取組を顧客にPRし、新たな引き合いにつなげていく。
・クラウドで管理する各種データも外出先で活用し、対応スピードや提案力の更なる向上につなげていく。
・営業社員に案件や行動を共有し、ワンストップソリューションの推進に向けた意識が高まってきたので、更に活用し連携事例を着実に積み上げる。
モデル企業から一言
・スマートフォン導入により、データ活用の幅が大きく広がりました。メール・スケジュール・営業支援ソフト・クラウド環境につづいて今現在は、名刺管理ソフト導入の検討や営業支援ソフトと社内データ連携による業務効率向上を模索しています。
・ITC活用が活発になり、生産性UPが期待できる雰囲気になってきましたので、当社が掲げる『ワンストップソリューション』を更に推進し、生産性向上につなげたいと思います。